スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エンジンブローその3

さて、前回のエンジンブローした車の修理の方法ですが、選択肢がいくつかあります。

1:エンジンオーバーホール(エンジンをバラバラに分解して、必要な部品を交換し、

 各部清掃、修正し組み立てること)する。


2:エンジンをまるごと交換する。

 この場合にも選択肢があって、 


 ①新品のエンジン・・・まず使用しません。高額すぎて。

 ②リビルトエンジン・・・使用後のエンジンを再生して、組み立てたエンジン。
             性能は新品同様で、保証期間もある。

 ③リサイクルエンジン・・・いわゆる中古エンジンで程度に差があり、保証もない。


今回の場合、エンジンの状態がかなりひどく、交換部品が多くなりオーバーホールするより

リビルトエンジンに交換するほうが安くなりそうです。

しかし、車の年式や修理後どれほど使用するか、

あと金額で一番安くつくのはリサイクルエンジンなのですが・・・


というところをお客さまと相談した結果、

★リサイクルエンジンに乗せかえることに決まりました。

そこで、全国ネットで探すのですが選択するには条件を自分なりに考えます。


*走行距離、事故歴の有無、箇所、出品地(雪国、海沿いは錆の発生が多い)


といったところを吟味してグッドチョイスするように心がけています。

今回は何点かあったなかで、ひとつにしぼり注文し良品がくるのを期待しました。

そして、三日後に届き梱包を解いてあけてみると・・

お~なかなか程度よさそうなエンジンじゃん!よかった!ヽ(^o^)丿

というわけで、早速エンジン乗せ替えだ~!

2703fb46-s.jpg  b3e0adf0-s.jpg

 
乗せ換え作業は、はっきり言ってハードですが

慎重に作業を進め無事乗せ替えました。


すべての作業を再確認して、いざエンジン始動!

この瞬間が何回やってもドキドキしますね。(*^_^*)


結果、エンジンも調子よく試運転も入念にして、

車全体も問題ないことを確認して作業を終えました。


これからも調子よく無事に乗っていただきたいと思います。


からだはへとへと、でも、こころは満足(^-^)でした。





スポンサーサイト

エンジンブローその2

さてエンジンブローには種類や原因がいろいろあります。


*エンジンオイルを切らして潤滑できなくなり

エンジンが回転できなくなる。いわゆる焼き付きとか

エンジンロックと呼ばれます。


*極度のオーバーヒートによりシリンダーヘッドや

シリンダーブロックが歪んでしまい使い物にならなくなる。


*ノッキングやデトネーションと呼ばれる異常燃焼によって

燃焼室やピストンが損傷する。


*エンジンの過回転(レッドゾーン以上に回す)によって

バルブが外れ落ちて内部を損傷する。


等々があります。


さて今回の原因はエンジンオイルや冷却水の状態は良好でしたし

問診で以前からエンジン不調だったという事で何らかの原因で

異常燃焼が続き、それによってプラグやバルブが熱で破壊されて

崩れ落ちピストンに穴を開けてしまったと思われます。

331014f5-s.jpg

やはりエンジン不調を感じた時点で早めに点検をして整備を

していれば防げた故障だと思いますし少なくとも修理代は

もっと安くで済んだはずです。


なので車の調子がなんかいつもと違うなあと感じたら、

ためらわず点検をうけましょう!

では次で実際の修理方法を紹介します(*^^)v

エンジンブローその1

エンジンブロー(Engine blow)

エンジンが何らかの故障、異常によって著しい損傷を受けることです。

今回、修理した車は走行中に異音がしてエンジンがとまってしまい

始動できないという状態でした.


お客さまとの問診では、最近エンジンのパワーが無いような気がするとか

エンジンのかかりが悪いと聞きました。

エンジンは4気筒DOHC5バルブ・インタークーラーターボというハイメカなエンジンです。

まずはエンジンの状態を点検することにします。

エンジンオイルや冷却水、バッテリー、ファンベルト等、

外観の状態は良好ですし、ECU(エンジンコンピューター)にも

過去の異常記録はありません。

気になるのはセルモーターをまわした時にやけに軽くまわるので、

タイミングベルトが切れているのかなあと思い点検しましたが、

大丈夫です。

次にスパークプラグを点検すると、なんと第4気筒のスパークプラグの先が

ぐちゃぐちゃに潰れていました。

これはエンジン内部で大変な事になっているはずで

エンジンの圧縮圧力を測ることにします。

圧縮圧力を測る?とは・・・

=専用の測定器で、エンジンのピストンが上下動によって生じる圧力を測ることです。 

これによってエンジンの機械的な状態が良好かどうかわかります。

点検の結果は第4気筒の圧縮圧力がまったく無い状態で異常です。


ここでお客様に点検結果を説明し、修理するには費用と時間がかかる事

詳しい見積もりはエンジンを分解しないとわからない事をお伝えし

承諾を得てエンジンの分解点検をすることにしました。

というわけで、エンジンのシリンダーヘッドをはずす事にしました。

シリンダーヘッドをはずす?とは・・・

=エンジンはシリンダーヘッド(カムシャフトやバルブが付いているエンジン上部)と

シリンダーブロック(ピストンやクランクシャフトが付いているエンジン下部)で

分かれるようになっていて、それを分解する事です。

で、シリンダーヘッドをはずして、びっくり!ピストンに穴があいています。

しかもシリンダーヘッド側にあるはずのバルブが5本の内2本ありません!


51f0c817-s.jpg  331014f5-s.jpg


さて、なんでこうなってしまったのか?修理の方法はどうするか?

ってところを続編で(*^^)v

                           

タイミングチェーン

エンジンにはタイミングベルトといって国産車では10万キロで交換が推奨されている

ゴム製のベルトが多用されていますが、最近の車には昔の車に多用されていた

金属製のチェーンが増えてきました。そもそもゴム製のタイミングベルトが使用される

ようになったのはエンジンの静粛性と軽量化にあったのですが、なにぶんゴムなので

劣化によっていつかは切れるためメーカーによって交換時期が定められました。


しかしチェーンを作るメーカーの努力によって軽くて静かなサイレントチェーンなるものが

生み出されてタイミングベルトにとって代わる勢いで増えてきました。

金属なので交換の必要性がなくなりメインテナンスフリーでユーザーの負担も軽減される

と思われていたのですが・・・


チェーンは伸びるんです!

伸びるとどうなるかっていうとエンジンの音がガラガラいってうるさいとか

なんとなくエンジンの調子が悪いとかいう症状に現れます。

5ee4ebfa-s.jpg



上の写真の中にある左側は新品のチェーンで右側は古いチェーンです。

見てのとおり、変色して少し伸びています。

またエンジン内部もこのように・・・

022f4e04-s.jpg



こんがりきつね色になっています。

こうなってしまうのは、やはりエンジンオイルの定期的な交換を怠ったためです。

以前もエンジン老いる!でエンジンオイルの重要性を説明しましたが

やはり、エンジンオイルの定期的な交換!が大事ですね!

ちなみにこのエンジンは新品のチェーンに交換して、まさにサイレントになりました。(^^)v


タイミングベルト

タイミングベルトって?


それはエンジンが回転し続けるために必要不可欠なものです。

通常エンジンは、

 吸入(空気と燃料を吸い込む)

→圧縮(ピストンで押し縮める)

→爆発(点火して爆発させる)

→排気(燃焼したガスを排出する)

といった行程で回転していますが、そのタイミングを決めている大切なベルトなのです。


ピストンの上下運動によって回転しているクランクシャフトの力を

タイミングベルトによってカムシャフトを回してバルブを動かして・・・

っという状態なのですが、一般の方にはなかなかわかりにくいですねー(?_?) 

(絵でいうとこんな感じです。)

ef8e8d0b-s.jpg   9bbfdd3d-s.jpg



ツインカム(DOHC)          シングルカム(SOHC)


万が一切れてしまうと・・

エンジンは止まってしまって始動できませんし、

エンジンによってはバルブクラッシュといって車の心臓部のエンジンを破損してしまいます!


材質はゴムで出来ているので、そのまま使い続ければいつかは切れてしまいます!

そこでメーカーによってあらかじめ交換時期を定めています。

国産車では大抵の車が10万キロごとの交換となっていますが、

メーカーによって、交換推奨時期が異なります。

例えば・・・

 *スバルの軽自動車・・・2車検ごと、つまり4年    

 *オペル(ドイツ)のある車・・・4年もしくは6万キロ

 *ボルボ(スェーデン)のある車・・・8万キロ

 *ローバー(イギリス)のある車・・・16万キロ!!

 *フェラーリ(イタリア)のある車・・・なんと!2年もしくは2万キロ\(◎o◎)/!

という具合に車によってまちまちなので、皆さんも自分の車のエンジンにタイミングベルトが付いているのか?

交換時期はいつか?というのを知っておいたら安心ですね。

お客様の中にはご存知のない方もいらっしゃいますので、

当社ではタイミングベルトの付いているエンジンで

交換時期が近づいている場合は、お伝えするようにしています。

(車によっては、タイミングベルトのついてない「タイミングチェーン」の車もあります。)


ではなぜメーカーによってはっきりと交換時期が決められているのか?・・


ファンベルトのように外から見えないため、容易に劣化の具合が確認できないので、

切れてしまう前に交換しなければならない!っといった訳だと思います。


タイミングベルトの写真

e07e9215-s.jpg e0a5a94e-s.jpg


ちなみに昔はよくタイミングベルトが切れるってのが結構ありましたが、

最近はなくなりました。昔のものより材質がよくなったのも一因だと思います。


あと、タイミングベルトを長持ちさせるコツは?

それは、エンジンオイルや冷却水を定期的に交換してエンジンの状態をよく保ち、

オイル漏れや水漏れがあれば早めに修理してタイミングベルトにダメージを与えないこと!

ですね。(*^^)v

                                
プロフィール

吉田

Author:吉田
ロータス大久保 工場長 

過去に整備した実例集です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。