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クラッチOH

いまや販売される新車の9割以上はAT、CVT車になり、MT車は数少なくなってきました。


*AT車 一般的な自動変速機の車

*CVT車 ATと構造が違う無段変速機という名の自動変速機の車

*MT 手動変速機 いあゆるマニュアル・ミッション車


MT車にはAT車にはないクラッチペダルというものがあって、

ギアチェンジをするたびにこのペダルを踏んで離してという動作が必要になり、

その煩わしさから敬遠されてきたのでしょうが、MT車には利点もあります。


まずミッションの重量が軽い!

同じAT車に比べて重量が軽いので燃費がいい。

エンジンブレーキもかけやすいのでブレーキの消耗がすくない。

変速は自分の意思で、できるので車を運転している感覚がある。

などなどです。


しかしMT車に発生する故障でクラッチの滑りというものがあります。

*クラッチとは・・エンジンを始動したりギアチェンジをする際には負荷を断つ必要があり、

車が発進する時にエンジンの動力を急激に伝えると、

動力が大きい場合は車が急発進し、動力が小さい場合はエンストしたりするために、

動力を徐々に接続する必要があります。


クラッチは、これらを解決するためにエンジンに掛かる負荷を必要に応じて

断続するものです。 MT車はこれを機械的にするのでクラッチペダルがあり、

AT車は自動でするのでクラッチペダルが必要ないということなんです。


さて、クラッチが滑る?とどうなるか?


エンジンの動力が伝わらないので車は動くことができません!

なので修理をするのですが、その名は

クラッチOH(クラッチ・オーバーホール)です。


車からミッション(変速機)を降ろして

(エンジンとミッションの間にあるので、場合によってはエンジンとミッションをいっしょに降ろす)

クラッチ関係を分解して必要な交換部品を交換して組みなおす・・

という作業になります!

結構、重整備なんです!<(`^´)>


降ろしたミッション(FF車)です。

mt.png


交換したクラッチ関係の部品類です。

無題


というわけで修理した車は無事にまた動くようになりました。(^_^)v


さて、クラッチの滑りはなぜ発生するのか?

というと、最大の理由は半クラッチの多用です。

★半クラッチ

(エンジンの動力を完全に伝えていない中途の状態、運転状態では、
クラッチペダルを踏んで離す間の動力が伝わるか伝わらないかの状態)

を多用すると磨耗が進みます。


MT車の運転はスムーズな人もいれば、ギクシャクする人もいて個差がでるように、

クラッチの修理も発生頻度にかなりの個差がでます。

ゆえに誰が運転してもあまり変わらないAT車が普及したのでしょうね(*^^)v 

ちなみにAT車も劣化によって滑りが発生して走行できなくなることもありますので・・・

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電動パワーステアリング

パワーステアリング装置のお話です。

最近の車はEPS
(電動パワーステアリング/エレクトリック・パワーステアリング・システム)

が普及してきて、従来の油圧式のパワーステアリング装置に

取って代わる勢いです。


電動パワステ(EPS)の特徴として

 *油圧式のパワステのように油圧配管や油圧ポンプが
  必要なく構造の簡素化と軽量化になります。

 *油圧式は常時エンジンが油圧ポンプを駆動しているのに対し
  電動パワステは必要な時だけモーターを作動させるので
  油圧式にくらべ、3~5%燃費が向上する。

といった特徴があります。


最近、一部の車にパーキングアシストシステムというのがあります。

ドライバーの代わりに自動的に駐車してくれるという装置ですが、

これは電子制御化された電動パワステでないと出来ない芸当です。

92b3f271-s.jpg

画像は軽自動車に使用されている電動パワステ装置です。

ハンドルの付くシャフトにモーター、コンピューター、

各種センサー、配線がひとまとめになっていてシンプルですね。


この様に、いいコトずくめのEPSのようですが、

フィーリングがいまいち~と感じる方もいると思います。

どうもハンドルの操作感がナチュラルじゃない?と。

しかし、このあたりもだいぶ改良されてきています。



昔の車はパワーステアリングがなくて、ハンドルを切る・・

そう、車を曲げるというのはこんなに大変なんだということが

身をもってわかりましたが、パワーステアリングの登場で

片手でハンドル操作なんて、ラクラク!ということになりました。

まあ、運転が楽になることはいいことですが、その分いろんな装置が増えて

故障した時は結構な金額になるということにもなります。


この車も電動パワステの異常で入庫しましたが、個別の部品提供は無く、

アッセンブリー交換というかたちで新品だと10数万円以上になります。

車が良くなればなるほど故障すれば高くつく!

特に電動化すれば、なんの前触れも無く突然壊れる!という感じがしますね(-_-)v

サスペンション・メンバー

サスペンション(足回り関係)について

俗にホイールアライメントとかいいますが、簡単にいうとタイヤの取り付いたいろんな角度の事です。

これが狂うとまっすぐ走らないとか、ハンドルが取られるとか、タイヤがすぐに擦り減るなど、

いろんな弊害がでます。

普通に使用している限りは、狂うことはありませんが、事故でぶつけたとか縁石にあてたとか

衝撃を受けると狂います。

今回、修理する車は左前方をぶつけて、ハンドルセンターが狂って真っ直ぐ走らないという状態。

まずは事故の状況を聞き(何にあてたとか、直進状態か曲がっている時だったかなど)、

そして、どこが衝撃の入力点で、どの部品が影響をうけるのかと想像します。

それから車の状態を点検、測定します。

今回は衝撃が大きくサスペンション・メンバー(足回り部品が取り付く土台みたいなもの)まで歪んでいました。

26577381-s.jpg


上が元のサスペンションメンバーで下が新品のメンバーです。ちなみにメンバー=MEMBER

(手足、身体の一部分(器官))という意味があります。

人間でいうと骨盤のようなものですかね。(形もなんとなく似てる?)(~o~)


骨盤が歪むと背骨や他が狂うように、車もこれが狂うと

足回りのすべての部分が狂います。

733e758a-s.jpg


サスペンションメンバーをはずした状態でエンジンやミッションが落ちないように下から支えています。

エンジンやミッション、ステアリングギアBOX等の土台にもなっている大事な所なんです!

まさに車の骨盤ですね!


そして、この車はメンバーと損傷した他の部品を交換し、まっすぐ走るようになり、

ハンドルセンターもバッチリとなりました。

人間も車も足腰が大事!これが狂うと万病のもとで運転も疲れます。

ではでは皆さんも日ごろから歩いて足腰を鍛えて健康に!

車は鍛えられないのでちゃんと治しましょう!(*^^)v
プロフィール

吉田

Author:吉田
ロータス大久保 工場長 

過去に整備した実例集です。

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