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エアバッグ展開!

今や新車のほとんどに装備されているエアバッグ。

いわゆる衝突による乗員の衝撃を緩和する装置ですが

事故修理でエアバッグが展開した車が入庫することも

近年増えてきました

2013_0513_154243-DSC_0017.jpg

上の画像は通常、前席両側のエアバッグが展開した場合に交換する主な部品です。


*運転席エアバッグ*

ハンドルの真ん中にあるホーンを鳴らす為に押す部分です。

車によってはその奥にある配線ケーブルも交換する必要があります。



*助手席エアバッグ*

エアバッグが展開したことによって突き破れたインストルメントパネルも

交換必要となります。


*エアバッグコンピュター*

エアバッグの作動したコンピューターや衝突センサー類は一式交換必要となります。


*両側のシートベルト*

これはプリテンショナー付きシートベルトの場合ですが、このシートベルトは衝突時

に中にある火薬でガスを発生させシートベルトを巻き取り乗員をシートに縛り付ける!

働きをします。(この後、巻き上げる圧力を弱め乗員の負担をなくす、ロードリミッター付き

もあります) なので作動したシートベルトは再使用できません。


といったようにエアバッグが展開するとその交換部品と整備料だけでも多額の費用が必要です。

また車種によってはサイドエアバッグやカーテンエアバッグが付いているものもあります。


ゆえにエアバッグが展開するほどの事故の場合は、その他の部分の損傷もひどい為

多くの場合、年式の新しい車以外は全損状態(修復費用がその車の価値より高くなる)

となるようです。


でもそれで命が守られたなら何よりだと思います。


しかし注意していただきたいことはエアバッグはSRSエアバッグと呼ばれ

あくまでシートベルトの補助装置(その略がSRS)となっています。

シートベルトをせずにエアバッグが展開した場合、衝突による反動に加え

エアバッグの展開によってボクシングのカウンターパンチのように衝撃が

倍増して襲い、場合によっては頸椎骨折や内臓破裂になることもあるそうです(ToT)/~~~


なので運転する時は必ずシートベルトをつけてですが、エアバッグ付きの車はなおのこと

絶対、シートベルトをつけましょう!(^_^)v










           

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クラッチOH

いまや販売される新車の9割以上はAT、CVT車になり、MT車は数少なくなってきました。


*AT車 一般的な自動変速機の車

*CVT車 ATと構造が違う無段変速機という名の自動変速機の車

*MT 手動変速機 いあゆるマニュアル・ミッション車


MT車にはAT車にはないクラッチペダルというものがあって、

ギアチェンジをするたびにこのペダルを踏んで離してという動作が必要になり、

その煩わしさから敬遠されてきたのでしょうが、MT車には利点もあります。


まずミッションの重量が軽い!

同じAT車に比べて重量が軽いので燃費がいい。

エンジンブレーキもかけやすいのでブレーキの消耗がすくない。

変速は自分の意思で、できるので車を運転している感覚がある。

などなどです。


しかしMT車に発生する故障でクラッチの滑りというものがあります。

*クラッチとは・・エンジンを始動したりギアチェンジをする際には負荷を断つ必要があり、

車が発進する時にエンジンの動力を急激に伝えると、

動力が大きい場合は車が急発進し、動力が小さい場合はエンストしたりするために、

動力を徐々に接続する必要があります。


クラッチは、これらを解決するためにエンジンに掛かる負荷を必要に応じて

断続するものです。 MT車はこれを機械的にするのでクラッチペダルがあり、

AT車は自動でするのでクラッチペダルが必要ないということなんです。


さて、クラッチが滑る?とどうなるか?


エンジンの動力が伝わらないので車は動くことができません!

なので修理をするのですが、その名は

クラッチOH(クラッチ・オーバーホール)です。


車からミッション(変速機)を降ろして

(エンジンとミッションの間にあるので、場合によってはエンジンとミッションをいっしょに降ろす)

クラッチ関係を分解して必要な交換部品を交換して組みなおす・・

という作業になります!

結構、重整備なんです!<(`^´)>


降ろしたミッション(FF車)です。

mt.png


交換したクラッチ関係の部品類です。

無題


というわけで修理した車は無事にまた動くようになりました。(^_^)v


さて、クラッチの滑りはなぜ発生するのか?

というと、最大の理由は半クラッチの多用です。

★半クラッチ

(エンジンの動力を完全に伝えていない中途の状態、運転状態では、
クラッチペダルを踏んで離す間の動力が伝わるか伝わらないかの状態)

を多用すると磨耗が進みます。


MT車の運転はスムーズな人もいれば、ギクシャクする人もいて個差がでるように、

クラッチの修理も発生頻度にかなりの個差がでます。

ゆえに誰が運転してもあまり変わらないAT車が普及したのでしょうね(*^^)v 

ちなみにAT車も劣化によって滑りが発生して走行できなくなることもありますので・・・

電動パワーステアリング

パワーステアリング装置のお話です。

最近の車はEPS
(電動パワーステアリング/エレクトリック・パワーステアリング・システム)

が普及してきて、従来の油圧式のパワーステアリング装置に

取って代わる勢いです。


電動パワステ(EPS)の特徴として

 *油圧式のパワステのように油圧配管や油圧ポンプが
  必要なく構造の簡素化と軽量化になります。

 *油圧式は常時エンジンが油圧ポンプを駆動しているのに対し
  電動パワステは必要な時だけモーターを作動させるので
  油圧式にくらべ、3~5%燃費が向上する。

といった特徴があります。


最近、一部の車にパーキングアシストシステムというのがあります。

ドライバーの代わりに自動的に駐車してくれるという装置ですが、

これは電子制御化された電動パワステでないと出来ない芸当です。

92b3f271-s.jpg

画像は軽自動車に使用されている電動パワステ装置です。

ハンドルの付くシャフトにモーター、コンピューター、

各種センサー、配線がひとまとめになっていてシンプルですね。


この様に、いいコトずくめのEPSのようですが、

フィーリングがいまいち~と感じる方もいると思います。

どうもハンドルの操作感がナチュラルじゃない?と。

しかし、このあたりもだいぶ改良されてきています。



昔の車はパワーステアリングがなくて、ハンドルを切る・・

そう、車を曲げるというのはこんなに大変なんだということが

身をもってわかりましたが、パワーステアリングの登場で

片手でハンドル操作なんて、ラクラク!ということになりました。

まあ、運転が楽になることはいいことですが、その分いろんな装置が増えて

故障した時は結構な金額になるということにもなります。


この車も電動パワステの異常で入庫しましたが、個別の部品提供は無く、

アッセンブリー交換というかたちで新品だと10数万円以上になります。

車が良くなればなるほど故障すれば高くつく!

特に電動化すれば、なんの前触れも無く突然壊れる!という感じがしますね(-_-)v

プリウスの事故

プリウスの事故修理のお話です。


いわずと知れたハイブリッドカーのプリウス(NHW20系)

モーターとエンジンで走る車です。

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なので普通のガソリン車とは違うものがいろいろ付いています。


3fe73c54-s.jpg


ボンネットを開けて車の左側にある銀色のもの・・・


車両から取り外した インバーター&コンバーターといわれるものです。


1075e7e3-s.jpg



そしてその下にある変速機の中にモーター、

ジェネレーター、プラネタリーギアというものが入っています。


9b03dbd6-s.jpg



それとトランクルーム下にあるハイブリッド用バッテリー。

電圧約200ボルトです!



などなど、普通のエンジンだけで走る車とは違うものが

あれやこれやとあり、そして見事にレイアウトされています。



さて、そんなプリウスが正面衝突すると・・・



衝突の衝撃でエンジンルーム左側の

インバーター&コンバーターが後方に押し込まれて


その後ろにあるABS装置(アンチロックブレーキ装置)と

ハーネス(配線の束)が損傷してしまいました。


35ad2d6e-s.jpg 75952cf2-s.jpg


と、車内の内装関係も外して痛んだハーネス類の交換です。

とまあこんな感じで損傷した部品類の交換も終わり

外装も内装も元にもどり、やれやれといった感じで完了!

といったところのプリウスですが、損傷個所によっては

ハイブリッドカーの事故修理は高くつく!と思います。

ゆえにハイブリッドカーに乗っているユーザーさんは

『車両保険』には入っているほうがいいと思います。


車の事故の大半は前部の損傷が多く、

今回はエアバッグが開くほどの衝撃でもなかったにもかかわらず

この内容でしたから、もっと大きな衝突だとしたら・・・

というわけです。(*^^)v




エンジンブローその3

さて、前回のエンジンブローした車の修理の方法ですが、選択肢がいくつかあります。

1:エンジンオーバーホール(エンジンをバラバラに分解して、必要な部品を交換し、

 各部清掃、修正し組み立てること)する。


2:エンジンをまるごと交換する。

 この場合にも選択肢があって、 


 ①新品のエンジン・・・まず使用しません。高額すぎて。

 ②リビルトエンジン・・・使用後のエンジンを再生して、組み立てたエンジン。
             性能は新品同様で、保証期間もある。

 ③リサイクルエンジン・・・いわゆる中古エンジンで程度に差があり、保証もない。


今回の場合、エンジンの状態がかなりひどく、交換部品が多くなりオーバーホールするより

リビルトエンジンに交換するほうが安くなりそうです。

しかし、車の年式や修理後どれほど使用するか、

あと金額で一番安くつくのはリサイクルエンジンなのですが・・・


というところをお客さまと相談した結果、

★リサイクルエンジンに乗せかえることに決まりました。

そこで、全国ネットで探すのですが選択するには条件を自分なりに考えます。


*走行距離、事故歴の有無、箇所、出品地(雪国、海沿いは錆の発生が多い)


といったところを吟味してグッドチョイスするように心がけています。

今回は何点かあったなかで、ひとつにしぼり注文し良品がくるのを期待しました。

そして、三日後に届き梱包を解いてあけてみると・・

お~なかなか程度よさそうなエンジンじゃん!よかった!ヽ(^o^)丿

というわけで、早速エンジン乗せ替えだ~!

2703fb46-s.jpg  b3e0adf0-s.jpg

 
乗せ換え作業は、はっきり言ってハードですが

慎重に作業を進め無事乗せ替えました。


すべての作業を再確認して、いざエンジン始動!

この瞬間が何回やってもドキドキしますね。(*^_^*)


結果、エンジンも調子よく試運転も入念にして、

車全体も問題ないことを確認して作業を終えました。


これからも調子よく無事に乗っていただきたいと思います。


からだはへとへと、でも、こころは満足(^-^)でした。





エンジンブローその2

さてエンジンブローには種類や原因がいろいろあります。


*エンジンオイルを切らして潤滑できなくなり

エンジンが回転できなくなる。いわゆる焼き付きとか

エンジンロックと呼ばれます。


*極度のオーバーヒートによりシリンダーヘッドや

シリンダーブロックが歪んでしまい使い物にならなくなる。


*ノッキングやデトネーションと呼ばれる異常燃焼によって

燃焼室やピストンが損傷する。


*エンジンの過回転(レッドゾーン以上に回す)によって

バルブが外れ落ちて内部を損傷する。


等々があります。


さて今回の原因はエンジンオイルや冷却水の状態は良好でしたし

問診で以前からエンジン不調だったという事で何らかの原因で

異常燃焼が続き、それによってプラグやバルブが熱で破壊されて

崩れ落ちピストンに穴を開けてしまったと思われます。

331014f5-s.jpg

やはりエンジン不調を感じた時点で早めに点検をして整備を

していれば防げた故障だと思いますし少なくとも修理代は

もっと安くで済んだはずです。


なので車の調子がなんかいつもと違うなあと感じたら、

ためらわず点検をうけましょう!

では次で実際の修理方法を紹介します(*^^)v

エンジンブローその1

エンジンブロー(Engine blow)

エンジンが何らかの故障、異常によって著しい損傷を受けることです。

今回、修理した車は走行中に異音がしてエンジンがとまってしまい

始動できないという状態でした.


お客さまとの問診では、最近エンジンのパワーが無いような気がするとか

エンジンのかかりが悪いと聞きました。

エンジンは4気筒DOHC5バルブ・インタークーラーターボというハイメカなエンジンです。

まずはエンジンの状態を点検することにします。

エンジンオイルや冷却水、バッテリー、ファンベルト等、

外観の状態は良好ですし、ECU(エンジンコンピューター)にも

過去の異常記録はありません。

気になるのはセルモーターをまわした時にやけに軽くまわるので、

タイミングベルトが切れているのかなあと思い点検しましたが、

大丈夫です。

次にスパークプラグを点検すると、なんと第4気筒のスパークプラグの先が

ぐちゃぐちゃに潰れていました。

これはエンジン内部で大変な事になっているはずで

エンジンの圧縮圧力を測ることにします。

圧縮圧力を測る?とは・・・

=専用の測定器で、エンジンのピストンが上下動によって生じる圧力を測ることです。 

これによってエンジンの機械的な状態が良好かどうかわかります。

点検の結果は第4気筒の圧縮圧力がまったく無い状態で異常です。


ここでお客様に点検結果を説明し、修理するには費用と時間がかかる事

詳しい見積もりはエンジンを分解しないとわからない事をお伝えし

承諾を得てエンジンの分解点検をすることにしました。

というわけで、エンジンのシリンダーヘッドをはずす事にしました。

シリンダーヘッドをはずす?とは・・・

=エンジンはシリンダーヘッド(カムシャフトやバルブが付いているエンジン上部)と

シリンダーブロック(ピストンやクランクシャフトが付いているエンジン下部)で

分かれるようになっていて、それを分解する事です。

で、シリンダーヘッドをはずして、びっくり!ピストンに穴があいています。

しかもシリンダーヘッド側にあるはずのバルブが5本の内2本ありません!


51f0c817-s.jpg  331014f5-s.jpg


さて、なんでこうなってしまったのか?修理の方法はどうするか?

ってところを続編で(*^^)v

                           
プロフィール

吉田

Author:吉田
ロータス大久保 工場長 

過去に整備した実例集です。

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